• 【第28号】2020(令和二)年11月24日
  • サポーターエッセイ「バリアをひょいと越えて」

  • Y・O(麻生区)
  • 二年半前、あさおPCクラブの勉強会に参加して、目にハンディのある方々が、パソコンをどのように操作するかを初めて知りました。画面上の文字を読み上げるスクリーンリーダーで、音声を聞きながらキーボードを操作して、文を書き、メールをやりとりし、表計算ソフトを使いこなし、インターネットの海を渡ります。キーボードには、凹凸のついたシールが貼ってあり、弱視の方は画面も見ながらマウスとキーボードを操りますが、全く見えなければマウスも画面も不要。

    スマホを使う方も増えました。ツルツルの画面で操作するのは難しく思えましたが、画像や文字の読み取り、YouTubeやLINEなど、記憶と勘と慣れとで操作法を身につけ、コロナ禍のいま、Zoomでセミナーや朗読劇を楽しむ方もいます。

    インターネットが普及し始めた頃、ワープロやデジカメや冷蔵庫やテレビで、ネットや電話ができたらいいのにと夢想しました。テレビの地上波がデジタル化したとはいえ、パソコンのほうがまだ万能感はありますが、いずれ、スマホやデジタル家電が、バリアを越えた豊かな世界を提供するでしょう。

    初めてのパソコンやスマホ、どうしても次の操作に進めない、画面のどこに何があるかを知りたい、この機能はマウスでしか操作できない、そんな時、晴眼者の目が必要となります。


  • 受講生エッセイ「私が会を続けているわけ」

  • J・T(宮前区)
  • 私は、今から31年前に50歳で、網膜色素変性症が進んで全盲になりました。東京都身障センターで、職場復帰のリハビリテーションの一つとして、開発されたばかりの、視覚障害者用ワープロを習いました。このパソコンシステムを会社に持ち込んで、定年の60歳まで周りの人達の援助を受けながら、なんとか務めることができました。

    その頃は、インターネット通信が広がり始めた頃でしたが、専らワープロのみで、仕事をしていました。

    川崎市に13年前に引越し、視覚障害者協会の講習会で、携帯電話のメールを教えていただき、メールが非常に便利であることを知りました。

    パソコンで、メールを勉強して使おうと思い、「あさおPCクラブ」は、飲み会もあって、楽しいですよ、との囁きもあったので、この会に10年前に入れていただきました。この会では、専門的な仕事をされていた優れたサポーターがおられますので、迅速、且つ適切に教えていただけますが、受講生の中にもとても優れた人がおられて、良い雰囲気で勉強会が受講できます。

    私がとても良いと思うのは、メーリングリストにより、会の連絡や、勉強会の内容、メールでの質問のやり取りが、良く判ることです。

    私は、最近、勉強会に欠席ばかりしていますが、未だスマホやオンライン会議などのやり方が判っていません。このメーリングリストでの情報を参考にして、やらねばならない事の参考にしています。これが、この会を今も、続けている理由です。

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